2

 ドジャースの大谷翔平選手(31)は今シーズン初の二刀流で出場しました。現地では松坂大輔さんが取材しています。

注目の球種は「カーブ」

 3年ぶりに開幕を二刀流で迎えた大谷選手。ここまでオープン戦では2試合に登板し、順調な仕上がりを見せています。

 今シーズン初登板を前に、松坂さんは「ある球種」に注目しました。

「スプリングトレーニングの時はカーブを有効に使えていたのかなという感じはします。どういう場面で使っていくのか注目したい」

大谷翔平 今季初勝利

大谷翔平 この記事の写真は6枚

 大谷劇場の幕があがる。まずは、ピッチャーから。

 ガーディアンズの先頭打者をストレート3球で打ち取ると、後続も抑え1回を三者凡退。マウンドを降り、慌ただしくバッターの準備をします。

バッターとしても出場

 今度はバッターとして、その第1打席、サードゴロに打ち取られます。

 続く2回のピッチャー大谷選手は変化球を駆使し、2者連続で三振を奪うと、3回には松坂さんが注目したカーブで三振を奪い、ここまでヒットを許しません。

 続く4回、4番マンザード選手(25)に対し、5球すべてカーブでセカンドフライに打ち取りました。

 しかし、5番・ホスキンス選手(33)にこの日初ヒットを許し、得点圏にランナーを背負います。それでも後続はしっかり抑え、無失点。

ドジャース アンディ・パヘス

 ドジャースはその裏、2アウト1塁2塁のチャンスで、8番パヘス選手(25)。タイムリーヒットで貴重な先制点を奪います。

 援護をもらった大谷選手、降りしきる雨の中、カーブを有効に使い、6回まで6奪三振、無失点、勝利投手の権利を持ってマウンドを降ります。

 2点リードの7回。大谷選手の第4打席、1・2塁間を破るヒットでこの日、3度目の出塁。

 大谷選手はピッチャーとして今シーズン初勝利、今年は投打でどんな記録を打ち立てていくのでしょうか。

大谷選手
「健康な状態で無事に初登板のマウンドを降りて、それが1回1回繰り返せればシーズンを通してできれば十分うれしいです。過度に喜ぶこともなく過剰に落ち込むこともなく、1回1回しっかりやっていければ良いシーズンになるのかなとは思っています。最終目標はワールドシリーズ優勝。そこにみんなが健康な状態で臨めればオールオッケーじゃないかなと思います」 広告 松坂が現地で見た大谷翔平

松坂が現地で見た大谷翔平

現地ロサンゼルスで松坂大輔が取材 ヒロド歩美キャスター
「現地ロサンゼルスには松坂さんがいらっしゃいます。ピッチャー大谷選手として初めての登板となりました。毎年進化している印象があるが、進化という面ではピッチャーとしてどういうところに感じましたか?」 松坂さん
「今年から明らかにここが変わったという部分はなくて、去年のいいものを継続する形になっていると思います」 大越健介キャスター
「力でねじ伏せてやろうというよりも、いろんな球種を使って多彩なボールをリラックスして投げていたような印象を受けたんですが、どうでしょうか」 大谷翔平のカーブ投球割合 松坂さん
「序盤は力みは見られましたが、すぐにいい感じに力を抜いて投げることができたと思います。その象徴がカーブだと思います。去年は1試合平均8.8%だったのが、(日本時間)1日は24%とかなり多く使っていました。カーブの投げ方にはいろいろ種類がありますが、基本的に大谷選手のカーブはふっと力を抜いて投げるカーブで、決めに行く時は少し球速は上がる。要するにリラックスしないとうまく曲がらないボールだと思います。シーズン最初の登板ということもあってどうしても力が入ってしまうので、そういう意味でもその力みを抜くという意味で多く使っていたのかなと思います。僕も試合の中で力んでしまう時に自分でカーブを入れると落ち着くということもあったので、そういう意味もあったのかなと思います。さらに、1日は雨でマウンドの状態もあまり良くなかったので強くいきすぎてしまうと足が滑ってしまうことでけがにもつながってしまうので、そういう意味でうまくカーブを使いながら足も優しく使っていたと思います。1日の試合の対策の1つとしてカーブを使っていたのかなと思います」 小木逸平アナウンサー
「大谷投手のカーブは力を抜いて投げるカーブとおっしゃってましたが、体への負担という意味でも軽くなったりということもあるんですか?」 松坂さん
「あると思います。ずっと全力で投げることはできないですし、強弱をつけてうまく投げられたというのは1試合投げ終えた時の疲労感も減りますし、その次の登板までにかかるリカバリーの時間も短くなるという感覚が僕にはありましたね。これをシーズン通して投げることができれば浮き沈みも少ないシーズンになると思います。大谷選手は二刀流でやっているので、できるだけピッチングで疲労を残さないようなものを出すことができれば、シーズン通してパフォーマンスを安定して出せるんじゃないかと思います」 1番・投手兼DHで出場した大谷 大越キャスター
「気が早いのは十分承知ですが投手部門のタイトル、あるいはサイ・ヤング賞みたいなものを期待していいんですかね?」 松坂さん
「確かに気は早いかなと思いますが、そういうものも見えてくる投手だと思います。ピッチャーとバッター両方でタイトルを取るシーズンになってほしいなと思います」

(2026年4月1日放送分より)

広告

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。