バレーボールの男子日本代表(世界ランク5位)は13日初戦を迎える世界バレーに向けた強化試合を2日、有明アリーナ(東京都江東区)でブルガリア(同15位)に4ー0(25ー20、26-24、25ー20、25ー15)で勝利した。※強化試合変則ルールのゴールデンセット(4セット目)あり
スタメンはキャプテンの石川祐希(29)、小野寺太志(29)、永露元稀(29)、宮浦健人(26)、エバデダン ラリー(25)、髙橋藍(24)、リベロは山本智大(30)が起用された。
世界バレーで51年ぶりのメダル獲得を目指す日本。初戦のトルコ(同16位)を想定したブルガリアに第1セット、この日24歳の誕生日を迎えた髙橋のサービスエースや右手で打つと見せかけて左手で押し込むなどリードを奪った。しかし、ブルガリアのエースで身長207cmのアレクサンダー・ニコロフ(21)の強打などで同点に。それでも髙橋のダイレクト、宮浦の3つ目のサービスエースなどで再逆転し25ー20で第1セットを奪った。
第2セットは日本の持ち味であるサーブで石川、髙橋、宮浦がポイントを奪った。序盤リードされるも課題のひとつであるアグレッシブな攻撃を見せ、中盤に逆転。終盤は競り合いながら最後は小野寺が相手エースのアレクサンダー・ニコロフをシャットアウトし26-24で連取した。
第3セットはスタメンをセッター大宅真樹(30)、ミドルを西本圭吾(26)、佐藤駿一郎(25)、リベロを小川智大(29)に替えた。日本は中盤抜け出し25ー20で勝利。ストレートで終わった場合のゴールデンセット(4セット目)は第3セットで変わったメンバーのほかにアウトサイドヒッターに富田将馬(28)、大塚達宣(24)にオポジット西山大翔(22)が加わり全員バレー。世界バレーに向け代表争いも激化する日本は選手、それぞれが持ち味を披露し4ー0で勝利した。

試合後、最多15得点の髙橋は「いい誕生日プレゼントだったな」と笑顔を見せ、どんな年にしたいか問われると「強くなります!」と力強く語った。

【強化試合日程】
2日(火)、3日(水) vs ブルガリア(東京・有明アリーナ)
6日(土)、7日(日) vsイタリア(千葉・LaLa arena TOKYO-BAY)
【世界バレー日程】
■予選リーグ(日本はプールG)
13日(土)vs トルコ
15日(月)vs カナダ
17日(水)vs リビア
■決勝トーナメント
20日(土)ラウンド16 2試合(B1位 vs G2位、G1位 vs B2位)
21日(日)ラウンド16 2試合(C1位 vs F2位、F1位 vs C2位)
22日(月)ラウンド16 2試合(D1位 vs E2位、E1位 vs D2位)
23日(火)ラウンド16 2試合(A1位 vs H2位、H1位 vs A2位)
24日(水)準々決勝 2試合
25日(木)準々決勝 2試合
27日(土)準決勝 2試合
28日(日)3位決定戦、決勝
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