9月12日にフィリピンで開幕するバレーボール男子の世界選手権で、世界ランキング5位の日本は1974年以来13大会ぶりのメダル獲得を目指します。

2日夜、東京 江東区の有明アリーナで世界選手権の壮行試合が行われ、ことし6月のネーションズリーグで敗れた世界15位のブルガリアと対戦しました。

第1セットは18対19とリードされたところから、2日に24歳の誕生日を迎えた高橋藍選手のスパイクと、ネーションズリーグでチームトップの得点をあげた宮浦健人選手のサービスエースなどで3連続ポイントを奪って逆転し、25対20で取りました。

第2セットも終盤まで競り合い、デュースにもつれましたが、24対24から宮浦選手の鋭いスパイクと小野寺大志選手のブロックで連続ポイントを奪って、26対24で連取しました。

第3セットはメンバーを入れ替えながらも優位に試合を進めて25対20で奪い、「ボーナスセット」として追加で行われた第4セットも25対15で取って、セットカウント4対0のストレート勝ちで快勝しました。

日本はこのあと3試合壮行試合を戦ったあと、世界選手権に臨み、9月13日に予選リーグの初戦で世界16位のトルコと対戦します。

石川祐希「内容は悪くなかった」

キャプテンの石川祐希選手は「たくさんのお客さんの前でプレーできてうれしく思う。久しぶりの試合だったが、内容は悪くなかった。サーブもミスが多少あったが、効果的に打てていた。ネーションズリーグが終わってからの合宿の成果が出ている。試合勘を取り戻して、世界選手権に臨んでいけるようにしたい」と話していました。

高橋藍「いい誕生日プレゼントに」

2日が24歳の誕生日だった高橋藍選手は「これだけたくさんのファンの方々の前で誕生日を迎えられてうれしい。しっかり勝つことができたので、いい誕生日プレゼントになった」と笑顔で話していました。

そして「チーム自体が自信を持って試合に臨めている。ネーションズリーグはすごく悔しい結果だったが、そこからしっかりチームを立て直して、いま、いいものが作れているので、試合を通してさらに成長していけたらと思う」と世界選手権に向けた意気込みを話していました。

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