■MLB パイレーツ9ー7ドジャース(日本時間3日、PNCパーク)

ドジャース・大谷翔平(31)が敵地でのパイレーツ戦に“1番・DH”で出場し、5打数3安打。7試合ぶりの46号、今季10度目の3安打をマーク。チームは6人の投手陣が8四球とリズムが悪く8失点、投打がかみ合わずに敗戦した。

直近10試合で36打数6安打、打率は.174、1本塁打、2打点と調子が上がっていない。ピッツバーグに移動してきたドジャース、大谷はこのPNCパークでは昨季6月6日にアーチを放った1本のみ。パイレーツの先発はC.ムロジンスキー(26)、通算成績は2打数無安打。

1回の第1打席、対戦の少ないピッチャーに対し、1球目、外角のストレートに手を出したが、差し込まれてレフトフライ。

その裏、先発の8月2日から5連勝中のC.カーショー(37)がヒットと2つの四球で無死満塁を招くと、4番・T.ファム(37)がライト線へ2点タイムリー、続く5番・A.マッカッチェン(38)がピッチャー強襲のタイムリーとベテラン2人に走者を還された。さらに犠牲フライで得点を奪われて、この回4失点した。

1対4と3点差の2回にはパイレーツ2人目、8月22日にメジャーデビューしたばかりの若手注目株のB.チャンドラー(22)と対戦。カウント2-0から159キロのストレートに振り遅れて空振り、そして、5球目、今度も159キロのストレートだったが、完璧なタイミングで捉えて、打球速度193キロの弾丸ライナーでスタンドへ。7試合ぶりの46号、ドジャースで通算100号のメモリアルアーチとなった。

大谷の一撃でチームも勢いを取り戻し、2死一、二塁からT.ヘルナンデス(32)がタイムリーを放ち、3対4と1点差に詰め寄った。さらに4回にはA.パヘス(24)が24号同点ソロ、4点差を追いついた。大谷の第3打席、チャンドラーと2度目の対戦、ここは161キロのストレートでショートゴロに打ち取られた。

4対4で迎えた6回、ドジャース2人目、E.エンリケス(23)が2つの四球で1死一、三塁のピンチを招くと、H.デービス(25)にライト前へタイムリーを打たれて勝ち越されると、3人目、B.トライネン(37)もパイレーツ打線に捕まり、さらに2点を失い、4対7と大きくリードされた。

それでも7回、無死一塁で大谷の第4打席、パイレーツ3人目、I.マットソン(30)と対戦。カウント1-2から長い間合いボールを持たれたが、タイミングを上手く合わせてレフト前へコンパクトに運んだ。大谷は12試合ぶりのマルチヒットでチャンスを広げた。内野ゴロの間に1点を還すと、大谷も3塁に進み、3番・F.フリーマン(35)の打球はピッチャーゴロ、これを弾き、大谷もホームを狙うが、マットソンが素早いフィールディングでボールを拾うと3塁へ送球、大谷も躊躇してしまい、ホームでタッチアウト。難しい判断となってしまった。

6対7と1点差としたが、その裏、1死一、二塁から5人目のA.バンダ(32)が1球目でワイルドピッチ、そこから内野ゴロの間に追加点ともったいない点の獲られ方をしてしまった。

それでも9回、無死一塁で大谷の第5打席、パイレーツの抑え、D.サンタナ(29)と対戦。カウント1-1からストレートを捉えて左中間へツーベース、1塁走者がホームに還り、7対9と2点差、しかし、後続が倒れて反撃も及ばなかった。

ドジャースは大谷のホームランから4点差を追いついたが6人の投手陣が8つの四球とリズムが悪く8失点、打線は12安打7点奪うも投打がかみ合わず敗れた。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。