去年の12月、関係者の粘り強い努力と諦めない気持ちが最後の最後に実って、念願のBプレミア参入が決まった大阪エヴェッサ。「Bプレミアリーグ」として生まれ変わる前の最後のシーズン、10月から始まるBリーグ2025―26シーズンを前に新体制の発表会が行われて、ロースター13人が顔をそろえました。

 新シーズンのスローガンとなるのは、今年も「OSAKA SOUL やったるで!」昨シーズンに就任した藤田弘輝ヘッドコーチのもと、最後まで闘志を前面にハードワークを続けるチームの合言葉になっていたフレーズがそのまま採用されました。

 その藤田コーチがブースターやチームの支援者の前で語ったのは、「大阪エヴェッサは、日本でも有数な都市である大阪に一つしかない(プロの)バスケットボールチーム。エヴェッサが強くなれば、Bリーグも大阪も、もっと盛り上がると確信している。今シーズンは作シーズンを一緒に戦ったメンバーに加えて、素晴らしい仲間が(エヴェッサに)入ってきてくれた。よりステップアップして必ずプレーオフに進出し優勝を目指して戦っていきたい」とタイトルへの熱い思いを示しました。

 ロースター13人の中で指揮官が期待を寄せる新戦力は4人。仙台89ERSから青木保憲選手、名古屋ダイヤモンドドルフィンズから坂本聖芽選手、中京大学から特別指定選手として高橋快成選手と多士済々のガード陣が加入。さらに琉球ゴールデンキングスから王者のメンタリティーを受け継いだ植松義也選手が加わりました。

 竹内譲次選手とともに、今シーズンもキャプテンを務める鈴木達也選手が「今シーズンは、肉体的にもスピード的にもパワフルでアジリティーのある選手が入ってきてくれている。チーム全体でのハードワーク、アグレッシブさというのを前面に出して、シーズン序盤からいかんなくドッグファイトする姿を皆さんにお見せしたい」と抱負を口にすると、「昨シーズンから培ってきたインテンシティー、強度の高いディフェンスをベースにしながらも、今シーズンは、もう少し戦術的な幅を増やして、相手のバスケットにも対応する要素を増やしていきたい」と語った藤田ヘッドコーチ。

 その真価が問われるホーム開幕節は、10月4日(土)、5日(日)におおきにアリーナ舞洲で行われる三遠ネオフェニックス戦。昨シーズンBリーグファイナルまであと一歩まで迫った強豪を相手に、新たなメンバーも加わった大阪エヴェッサが、どんな進化した姿を見せてくれるのか、その戦いぶりに注目です。

【大阪エヴェッサ 2025―26チーム体制】
(選手は背番号 氏名 ポジション)

◆ヘッドコーチ
藤田弘輝

◆選手
1  レイ・パークスジュニア SG
4  青木保憲 PG
5  マット・ボンズ PF
7  高橋快成 PG
8  植松義也 SF/PF
11 ライアン・ルーサー PF/C
15 竹内譲次 PF/C
20 合田怜 PG/SG
31 木下誠 PG/SG
35 鈴木達也 PG
52 ヴォーディミル・ゲルン PF/C
60 坂本聖芽 PG/SG
88 牧隼利 PG/SG
      
◆大阪エヴェッサ開幕節試合日程(会場:おおきにアリーナ舞洲)

10月4日(土) 大阪エヴェッサ 対 三遠ネオフェニックス  午後2時5分ティップオフ
10月5日(日) 大阪エヴェッサ 対 三遠ネオフェニックス  午後2時5分ティップオフ

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