大リーグ10年目、37歳の前田投手は、ことし5月にタイガースから事実上の戦力外となり、現在はヤンキース傘下の3Aのチームでプレーしていて、来シーズンはプロ野球復帰を目指す意向を示しています。
3日、マサチューセッツ州ウースターで先発登板し、1回は、わずか9球で3者連続で内野ゴロに打ち取る上々の立ち上がりを見せました。
その後も得意のスライダーを中心に変化球を低めに集めるピッチングで相手打線を寄せつけず、7回までノーヒットに抑えました。
8回も先頭バッターから2者連続で三振を奪いましたが、3人目のバッターにインコース低めのスイーパーをうまく捉えられ、ソロホームランを許しました。
前田投手はここで交代となり、7回と3分の2イニングで100球を投げ、許したヒットはホームランの1本のみで1失点、フォアボールが1つ、奪った三振は9つという内容でした。
ノーヒットノーランを期待させた内容に、交代の際には相手の本拠地にもかかわらずファンから大きな拍手が送られ、シーズン終盤の大リーグ昇格へアピールしました。

前田投手は登板後、「ノーヒットノーランは意識していなかったが、いいリズムで投げることができていた。しっかり長いイニングを投げたいと思ってマウンドに上がっていた」と振り返りました。
そして、アメリカ最後と位置づけるシーズンの終盤に向けて「とにかくいい結果を出し続けるしかないと思う。自分が納得できるようなピッチングを続けていきたい」と気持ちを込めていました。
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