■サッカー男子 国際親善試合 日本代表 0ー0 メキシコ代表(7日、アメリカ/オークランド・コロシアム)
サッカー男子日本代表(FIFAランク17位)は、国際親善試合でメキシコ代表(同13位)と対戦し0-0の引き分けに終わった。前半の日本は、久保建英(24)や三笘薫(28)を中心に相手ゴールを脅かすが得点ならずスコアレスで終える。後半に入りメキシコにボールを保持されシュートを打たれるが、GK鈴木彩艶(23)を中心に得点を許さない。終了間際にはフリーキックのチャンスを掴んだが、ゴールを奪うことはできなかった。
森保ジャパンのスタメンは、全員海外組となった。GKに鈴木、DFに渡辺剛(28)、板倉滉(28)、瀬古歩夢(25)の3人。MFには遠藤航(32)、三笘、南野拓実(30)、堂安律(27)、鎌田大地(29)、久保。FWは上田綺世(27)が入った。
かつて日本代表を指揮したJ.アギーレ監督(66)率いるメキシコ代表との一戦は前半4分、敵陣内右サイドでボールを奪うと、久保が仕掛けてファーストシュートを放つ。11分にも、左サイドを三笘がパスカットしてドリブルで抜け、中央にパス。受けた久保が右足で強烈なシュートを打つが、相手GKに左手一本でセーブされる。15分にもハーフウェイライン付近からのロングボールに堂安が反応し相手ゴールを脅かすなど、日本の攻撃が続く。
その後も鎌田が再三に渡りゴール前の南野に絶妙なスルーパスを通すなど日本が試合の主導権を握る。相手のカウンターに対しても、三笘や堂安が守備に戻りピンチの芽を摘み、難敵・メキシコ相手に前半を0-0で折り返した。
後半立ち上がり、相手ゴール前で久保がボールを奪いシュート。DFに当たったボールに上田が詰めシュートを放つが、GKに防がれる。8分には右サイドで堂安から久保に縦パスが通り、深い位置からゴール前にクロスを入れ、ゴール前でフリーの南野がダイレクトボレーを放つ。惜しくもバーの上に外れ、決定的とも言える先制のチャンスを逃す。
23分には、メキシコのセットプレーからのヘディングシュートを、GK鈴木が横っ飛びでスーパーセーブ、守護神が鉄壁の守備を見せる。徐々にメキシコにボールを保持され、シュートを打たれるなどピンチが続く。それでも後半終了間際、上田が相手ゴール前で倒されレッドカードでメキシコは1人退場処分に。フリーキックのチャンスも得点できず、0-0の引き分けに終わった。
2026年ワールドカップ(W杯)アジア最終予選を7勝2分け1敗の1位通過で、8度目となるW杯出場権を獲得した日本代表。森保一監督(56)は「我々よりFIFAランク上位のチーム、そして来年の北中米ワールドカップの開催国である2チームと対戦できることは、我々にとってこれまでやってきたことを確認するに当たっても素晴らしい対戦相手」と意気込みを語っていた。
日本時間10日にアメリカ代表と対戦する。
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