ラグビーの「パシフィックネーションズカップ」は、環太平洋の6か国が参加する国際大会で、去年、2024年に決勝でフィジーに敗れた日本は、2019年以来、6年ぶりの優勝を目指しています。

最新の世界ランキングで13位の日本は、初戦でカナダに快勝し、6日は遠征先のアメリカ、カリフォルニア州で世界18位のアメリカと対戦しました。

日本は前半12分に、フランカーのベン・ガンター選手がトライを決めて先制し、26分には、キャプテンを務めた23歳のロック、ワーナー・ディアンズ選手が、相手のディフェンスをなぎ倒しながら力強く前進してトライを挙げました。

日本は持ち味の素早いパス回しに加えて、スクラムやラインアウトでも優位に立ち、前半だけで4つのトライを挙げて、28対14とリードして折り返しました。

後半も、ナンバーエイトのファカタヴァ アマト選手や、ディアンズ選手などがトライを奪ってアメリカを突き放し、日本は合わせて7つのトライを決めて47対21で快勝しました。

日本は2連勝として、予選リーグ1位で決勝トーナメント進出を決め、9月14日、日本時間の15日に、コロラド州でトンガとの準決勝に臨みます。

ディアンズ選手は「前半、最初の20分で、いいディフェンスができてチームに勢いが生まれた。決勝トーナメントでは、フォワードがいいパフォーマンスをしないと勝てないと思うので、これからが楽しみです」と話しました。

また、エディー・ジョーンズヘッドコーチは「準決勝で戦うトンガは、フィジカルを前面に押し出してくるチームなので、止めにいきたい」と話していました。

準決勝のもう1試合は、大会3連覇を目指すフィジーが、カナダと対戦します。

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