ことしで96回目となる都市対抗野球の決勝は8日、東京ドームで行われ、王子と三菱自動車岡崎が対戦しました。

王子は4回に先制を許しますが、1点を追う8回、ノーアウト一塁三塁のチャンスで相手のエラーの間に同点に追いつくと、さらにワンアウト満塁のチャンスで4番の吉岡郁哉選手のライトへの犠牲フライで勝ち越しました。

投げては先発の樋口新投手から2人目の柳橋巧人投手、3人目の九谷瑠投手の3人の継投で相手を1点に抑えました。

王子は2対1で接戦を制し、21年ぶり2回目の優勝を果たしました。

王子の湯浅貴博監督は「選手たちを誇らしく思います。社会人野球に携わる人間としては、従業員やファンの皆様に、活力や感動を与えて、あしたも頑張ろうという思いを届けたい一心でここまでやってきました。本当にうれしいです」と話していました。

一方、敗れた三菱自動車岡崎は、4回に6番の大手晴選手がタイムリーヒットを打って先制しましたが、その後はチャンスであと1本が出ず、初優勝はなりませんでした。

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