■第107回全国高等学校野球選手権大会 第11日3回戦・京都国際 3ー2 尽誠学園(16日、阪神甲子園球場)

京都国際(京都)が尽誠学園(香川)に勝利し準々決勝進出を決めた。昨夏優勝校の京都国際は史上7校目の夏連覇へ弾みをつけた。

試合は初回に1点を追う8回、2死二、三塁の好機で3番・小川礼斗(2年)に適時打が飛び出し逆転に成功。投げては先発の酒谷佳紀(3年)が5回2失点、6回から登板したエース・西村一毅(3年)がリードを守り切った。

打線は1回、尽誠学園の先発・廣瀬賢汰(3年)に対し2番・長谷川瑛士(2年)、4番・清水詩太(3年)が中安打を放ち好機を作る。続く5番・山口桜太(3年)は相手サードの後逸により出塁し2死満塁に。すると6番・猪股琉冴(3年)のセカンドへの打球はまたも相手のエラーを誘い、その間に先制点を挙げた。

その裏、先発の背番号10、酒谷は2死走者無しから2つの四球でピンチを招くも後続を打ち取り無失点に抑えた。3回裏には1死三塁からスクイズを阻止するなど得点を許さず。

しかし1点リードで5回、酒谷は先頭の8番・上村龍白(3年)に左安打、その後2つの四球を与え2死満塁のピンチを背負った。迎えた4番・廣瀬にライトへの適時打を放たれ逆転を許した。

6回裏からはエース左腕・西村が登板。セーフティバントや内野安打などで2死満塁としたが無失点で凌いだ。1点を追う打線は8回、この回先頭の8番・尾角凌(3年)が左安打で出塁。9番・西村はバントを試みるも走者を送ることができず。それでも1番・長谷川颯(3年)がセカンドへの内野安打で繋ぐと2番・長谷川瑛が送りバントを決め2死二、三塁とチャンスを作った。すると迎えた3番・小川にライトへの適時打が飛び出し3ー2と逆転に成功した。

再びリードを奪った京都国際はマウンドに立ち続ける西村が8回裏を三者凡退に抑える好投。9回も3者連続三振に抑え試合終了。勝利した京都国際は2年連続のベスト8進出を決めた。

※写真は京都国際・西村一毅投手

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