巨人は16日、本拠地、東京ドームでの阪神との伝統の一戦を、6月3日に89歳で亡くなった長嶋茂雄さんの追悼試合として開催しました。

試合前にはセレモニーが行われ、バックスクリーンに映画監督でタレントの北野武さんやファンが長嶋さんの思い出や功績を語る映像が映し出されました。

そして、長嶋さんが監督時代に選手としてプレーした中畑清さんが、16日の試合だけで使われる「3」の数字が記された特別仕様のベースを長嶋さんがプレーした三塁に設置しました。

このあと、巨人と阪神の選手たちやファンが33秒間の黙とうをささげました。

最後に、堀内恒夫さんがマウンドにボールを置き、王さんが左バッターボックスに、原辰徳さんが右バッターボックスに立ち、長嶋さんが球界を代表するバッターに育て上げた松井秀喜さんがピッチャーとして、さらに、高橋由伸さんが審判、阿部慎之助監督がキャッチャーを務めて始球式を行いました。

松井さんは、ボールを天に掲げてからノーバウンドでストライクを投げ込み、ファンからは大きな拍手が送られていました。

巨人の選手たちは16日、永久欠番となっている長嶋さんの背番号「3」のユニフォームを着用して試合に臨んでいます。

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