去年のパリオリンピックに男子400メートルリレーの代表として出場した柳田選手は、男子100メートルではことし5月のアジア選手権で2連覇を達成しましたが、世界選手権の代表選考を兼ねた7月の日本選手権はフライングで失格となりました。

16日、福井県で行われた大会では、予選で追い風3.3メートルの参考記録ながら日本記録の9秒95を上回る9秒92をマークしました。

決勝はスタートで飛び出すと、その後も持ち味の大きなストライドでほかの選手を引き離して、自己ベストを0秒02更新する10秒00で優勝し、世界選手権の参加標準記録を突破しました。

柳田選手は「こんなに喜ぶことができない、9秒92と10秒00があるんだなと思った。このようなタイムは出せるとは思っていたが、日本記録を意識しすぎるといいことがないので、“自己ベストを出そう”くらいの気持ちで臨んだ。もっと喜ばないといけないタイムだが、喜べないというの気持ちが伸びしろだと思ってやっていきたい」と話していました。

一方、日本記録保持者の山縣亮太選手は、10秒15のタイムで4位でした。

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