男子35km競歩で日本勢第1号の銅メダルを獲得した勝木隼人(34、自衛隊体育学校)が14日、メダルセレモニーに参加した。国立競技場外の特設会場で行われた表彰式には多くの観客も詰めかけた。
金メダルのE.ダンフィー(34、カナダ)、銀メダルのC.ボンフィム(34、ブラジル)、銅メダルの勝木隼人(34、自衛隊体育学校)の3人が揃って入場すると大歓声が起こった。
勝木は壇上に上がると両手を広げてガッツポーズ。小池百合子東京都知事から銅メダルをかけられると、誇らしげに掲げて見せた。壇上の一番高い所に上って3人は記念撮影に応じ、引き上げる際には、詰めかけたお客さんに手を振ってこたえていた。
スタート時の気温26度、湿度97%と暑さとの戦いの中、一時はメダル圏外に落ちた勝木だったが終盤で粘りの“歩き”をみせ、自身初となる世界陸上のメダルを獲得。勝木は50㎞競歩で19年世界陸上ドーハ27位、21年東京オリンピック™は30位に終わった。それでも現役を続け、今大会日本男子最年長の34歳で銅メダルに輝き、日本チームに勢いをつけた。
*写真は左から、C.ボンフィム選手、E.ダンフィー選手、勝木隼人選手
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