■東京2025世界陸上 男子100m準決勝(14日、国立競技場)

男子100m準決勝の2組で、優勝候補の2人が9秒85(+0.2)の同タイムの1着でフィニッシュ。

今季世界最高タイム(9秒75)を持つK.トンプソン(24、ジャマイカ)が隣を走るパリ五輪200m銀のK.ベドナレク(26、アメリカ)と“着差なし”の同タイムで、最後はお互いに“見つめ合いながら”余裕の1着。決勝を前に早くも火花を散らした。

トンプソンがフィニッシュ後、ベドナレクの肩をさわり仲の良さもうかがえた。スペシャルアンバサダーを務める織田裕二さんも中継で「最高の準決勝が見れましたね。これないよ(2人で)1位って。もうこの2人、“お前やるな”“俺も調子いいんだけど”」と即席で心の声の“吹き替え”を行い、最高峰の戦いに興奮するレースとなった。

連覇を狙うN.ライルズ(28、アメリカ)は1組で9秒92でとともにファイナルへ。100m決勝は午後10時20分に行われる。 

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