■東京2025世界陸上 男子マラソン(15日 国立競技場発着、42.195㎞)

世界陸上・男子マラソンの優勝争いは大接戦となり、最後は“同タイム”の着差ありで決着がついた。

残り1㎞でA.F.シンブ(33、タンザニア)、A.ペトロス(30、ドイツ)、I.アウアニ(29、イタリア)の3人が競り合ってゴールの国立競技場へ。最後の力をふり絞る3人で国立に入るとまずアウアニが遅れ、シンブとペトロスの2人の勝負に。

最後の直線勝負にもつれ込み、ペトロスがリードすると、残り10mでシンブが衝撃のラストスパート。何と2時間9分48秒の同タイム。結果は着差ありでシンブが大逆転金メダルを手にし、優勝争いは衝撃の結末となった。

中継の解説を務めた青山学院大・原晋監督はゴールの瞬間に「うわーーー!」と大きな声をあげ、「しかし、1500m、5000mの競技会のゴールシーンを見るぐらい、場合によっては100mのゴールシーンを見るようなフィニッシュでしたね。42.195㎞を走って、ゼロコンマ何秒差で金、銀ですよ。こんなの見たことないですね」と驚きを見せた。

※写真:金メダルのシンブ(左)、銀メダルのペトロス

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。