■東京2025世界陸上競技選手権大会(15日、国立競技場)
女子100mハードルで今季、福部真子(29、日本建設工業)の持つ日本記録(12秒69)にあと0秒02に迫る日本歴代2位の12秒71を2度記録し、初めて世界陸上代表の座を掴んだ中島ひとみ(30、中島体育施設)は、準決勝で13秒02(⁻0.2)の7着でフィニッシュ。残念ながら決勝進出はならなかった。
中学1年生で陸上を始めた中島は、30歳にして初めて世界陸上代表の座を掴んだ。「いろんな方々の支えがあって、すごく遠回りをしてきた道を歩んできたと思うんですけど、本当にそこにしかない花っていうものがきっとあって、きょうは大輪の花束を皆さんにいただいた気分です」と、周囲への感謝を述べた。
2年前に結婚した19年世界陸上ドーハ400mハードル代表の豊田将樹さん(27、富士通)もスタンドから観戦。「本当に心の支えというか、戦友でもあり、家族でもあり、いろんな存在をやってくれてます」と笑顔を見せ、「30歳になって初めての代表になったっていうことで、アスリートじゃない方々にも勇気だったり希望だったり、少しでも与えられるアスリートでありたい」と、強い思いを口にした。
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