男子110mハードル準決勝が行われ、村竹ラシッド(23、JAL)が13秒17(-0.1)をマークし、組2着で初の決勝進出を決めた。110mハードルでは、23年世界陸上ブダペストの泉谷駿介(25、住友電工)に続く史上2人目の日本人ファイナリスト誕生に、国立競技場は大歓声に包まれた。決勝は同日、午後10時20分から行われる。

国立競技場に大歓声が響く中、準決勝3組に登場した村竹はカメラに向かって一礼してから左胸の前で両手でハートマークを作った。静寂に包まれる中、スタートは少し出遅れた村竹だったが、中盤から徐々に加速しトップ争いに食い込んで先頭とほぼ横並びでフィニッシュ。写真判定の末、電光掲示板の2着に村竹の名前が表示されると、村竹は両腕でガッツポーズ。割れんばかりの歓声が響き渡った。

予選敗退から一転、準決勝への出場が決まり1組を走った泉谷駿介(25、住友電工)は4台目で転倒し組8着。同じく1組を走った初出場の野本周成(29、愛媛競技力本部)は組3着の13秒30もタイムで上位2位に入ることができずともに予選敗退となった。

村竹の隣を走った世界陸上3連覇中のG.ホロウェイ(27、アメリカ)も13秒52の組6着で、予選敗退となった。

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