
NTTドコモは17日、SNSアプリを手掛ける新興のパラレル(東京・港)と2日に資本業務提携したと発表した。パラレルのアプリは友人と通話やチャットをしながら同じコンテンツを楽しめる点が特徴で、若年層の日々の交流の場として利用されている。ドコモは映像やエンターテインメント領域を強化し、若年層との接点の拡大を目指す。
パラレルが17日付で第三者割当増資を実施し、ドコモが引き受けた。ドコモの出資額、出資比率は非公表。ドコモはこれまでもコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)のNTTドコモ・ベンチャーズを通じてパラレルに出資してきた。今回のドコモ本体からの資本参画で連携を一段と強める。
「パラレル」は友人同士でゲームや動画、音楽を一緒に楽しめる仮想空間を提供するアプリで、累計ダウンロード数は800万件を突破した。利用者の7割は1990年代以降に生まれたZ世代だ。1日あたりの平均利用時間は180分を超えるなどオンライン上の交流の場として使われている。
両社は今後、高音質な通話機能やオリジナルゲーム、動画や音楽と連携した新しいコンテンツの開発を進める。
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