オーケーが開業した、関西3店舗目となる「南武庫之荘店」(18日、兵庫県尼崎市)

首都圏地盤のディスカウントスーパー、オーケー(横浜市)の二宮涼太郎社長は18日、京都府にも進出する方針を明らかにした。同日の「オーケー南武庫之荘店」(兵庫県尼崎市)の開業式典後、報道陣の取材に答えた。同社は2024年11月に大阪府東大阪市に新店を出した後、関西では3店舗まで増やしている。今後も出店攻勢を強める方針だ。

京都府に新店を出せば、関西では大阪府、兵庫県に次ぐ3府県目となる。京都府内では出店候補地の調査を進めている段階で、開業時期は未定だという。

オーケーはEDLP(毎日安売り)業態で消費者の支持を集め、成長してきた(18日、兵庫県尼崎市)

オーケーは商品価格を常に安くする「毎日安売り」の価格戦略で成長してきた。二宮社長は「関西で通用するのかとの声もあったが、既存店は順調に売り上げを伸ばしている」と手応えを見せる。関東よりもチラシの配布を増やし、地場産品を充実させるなど集客に向けた工夫も奏功しているという。

「関西での出店ペースは最低でも現状の勢いを継続し、人材育成の状況を見ながらさらに速めていきたい」という。同社はかねて、26年末までに大阪と兵庫で計12店舗を出す計画を示していた。

10月にはエイチ・ツー・オーリテイリング(H2O)傘下の関西スーパーマーケットが本店を置く兵庫県伊丹市に新店をオープンする。オーケーはH2Oと関西スーパーの買収で争った経緯がある。

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