大阪ガスは18日、内定者の短期留学や資格取得にかかる費用を支援する制度を導入すると発表した。希望する内定者を対象に、海外留学であれば1人数十万円の支給を想定する。内定段階からキャリア形成を支援するとともに、海外事業の強化につなげる狙いだ。

2025年10月からの新たな人事制度に盛り込んだ。まず26年4月入社予定の内定者約70人が対象となる。留学が成長につながる内容かなど、人事部が審査した上で支給する。金額は内容に応じて変動する。

新たな人事制度では、社員が他部署の業務を経験する社内インターンシップ制度の対象に海外事業を追加する。第1弾としてインドへの10日間の派遣を募集し、今後対象の国を拡大する方針だ。

孫の出生や育児のための休暇取得や親の介護が必要な社員を対象とする週休3日制など、働きやすさにつながる制度も導入する。

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