T2の技術を搭載した自動運転トラック=同社提供

自動運転システム開発のT2(東京・千代田)は18日、総額で50億円を調達したと発表した。福山通運や物流の鈴与(静岡市)など9社が引受先となる第三者割当増資などを実施した。T2は2027年に特定の状況下で完全な自動運転が可能な「レベル4」でのトラック輸送を事業化することを目指しており、技術開発や人材獲得に資金を投じる。

今回、三井住友海上火災保険や物流会社の三井倉庫ロジスティクス、三菱地所など5社が追加出資となり、福山通運や鈴与など4社が新たに出資する。

22年8月からの累計調達額は110億7000万円となる。レベル4運転のための人工知能(AI)をはじめとする技術開発に力を入れる。7月から始めた状況に応じて運転手による運転に切り替える「レベル2」の商用運行の拡大にも活用する。

BUSINESS DAILY by NIKKEI

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