
J・フロントリテイリングとコメ兵ホールディングス(HD)傘下のコメ兵の共同出資会社は20日、大丸福岡天神店(福岡市)にブランド品の買い取り専門店を開く。九州への出店は初めて。主に九州全域の大丸福岡天神店の外商顧客の利用を想定する。
JFR&KOMEHYO PARTNERS(東京・千代田)が全国で4店舗目となる「MEGRUS(メグラス)大丸福岡天神店」を開業する。店内には持ち込んだ品物を査定する個室を設け、サロンのような高級感のある内装に設計した。顧客から買い取った宝飾品やバッグ、美術品などはコメ兵HDに売却し、2030年2月期までに年間5億〜6億円の売上高を目指す。
買い取り代金は大丸松坂屋百貨店の商品券で受け取ることもでき、大丸福岡天神店での買い物など百貨店との相乗効果を見込む。共同出資会社の下垣徳尊社長は19日の内覧会で「百貨店にはブランド品の買い取りになじみがないお客様も多い。百貨店に出店する強みを生かし、外商員を通じて買い取り二次流通を促したい」と話した。
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