スターバックスコーヒーの店舗

スターバックスコーヒージャパン(東京・品川)は19日、従業員約3万1500人分の個人情報が漏洩したと発表した。サプライチェーン(供給網)管理システム開発の米ブルーヨンダーに24年11月にサイバー攻撃があり、スタバが利用するシフト管理ツールから従業員情報が漏洩した。現時点では情報漏洩による被害は確認されていない。

シフト管理ツールに登録する同社の直営店やフランチャイズ店の従業員、退職者の計約3万1500人分の氏名や従業員IDが漏洩した。このうち約50人は生年月日、契約開始日、職位も流出した。住所や連絡先、給与情報、銀行口座、マイナンバーなどの個人情報は含まれていないという。

24年12月時点のスタバの従業員数は約5万8000人規模だった。同社は今回の情報漏洩を受け「ブルーヨンダーから情報取り扱いのセキュリティー見直しを完了したと通知を受けたため、同ツールを継続して使用する。他の情報システムの総点検に取り組む」とする。ブルーヨンダーはパナソニックホールディングス(HD)傘下。

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BUSINESS DAILY by NIKKEI

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