
吉野家ホールディングス(HD)は19日、傘下のラーメン店「ばり馬」とのコラボ商品を発売すると発表した。ばり馬が監修したとんこつ醬油(しょうゆ)味の牛鍋膳を10月17日から牛丼店「吉野家」で提供する。ラーメンブランドとの連携は初めて。同社はラーメンを牛丼とうどんに次ぐ第三の柱に育てており、コラボ商品で認知度向上を図る。
「とんこつ醬油牛鍋膳」(店内飲食899円)は、一部を除く全国の店舗で販売する。牛肉や白菜といった定番の鍋の具材に、約1玉分のニンニクをフライやおろし、刻みでブレンドした「にんにくマシマシだれ」を加えて食べる。ごはんと漬物も付く。
9月19日からは公式通販サイトなどで家庭用の鍋つゆ「とんこつ醬油鍋つゆ」(2袋999円)を発売した。豚骨の濃厚なスープにしょうゆダレを加え、とろりとした味わいが特徴だ。
ばり馬は、吉野家HDの完全子会社であるウィズリンク(広島市)が手掛ける。中四国や近畿、海外などに計48店を展開している。
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