2015年に不正会計が発覚して経営不振が続いた東芝。シリーズ「東芝再出発」はこれまで普段は日が当たらない現場で働く人々の奮闘に焦点を当ててきました。最終章の第5部「経営転変の先に」は経営者たちの実像に焦点を当て、落ちた巨大組織をどう導こうとしたのかを深掘りしました。
(1)東芝、再建請負人が見た闇と光 元銀行幹部の風土改革
東芝
近年の東芝の経営を実質的に担ってきた社内横断組織がある。経営改革プロジェクトチーム、通称「チームイケヤ」。2023年末に副社長として送り込まれた三菱UFJ銀行出身の池谷光司が全権を握るからだ。…記事を読む
(2)東芝「上場廃止か解体か」 物言う株主が問うた会社のカタチ
東芝の臨時株主総会で報道陣に囲まれる株主(24日午前、東京都新宿区)
「このままだと東芝はバラバラにされるよ」。東芝再建を託されて2018年4月に会長に就任していた元三井住友銀行副頭取、車谷暢昭に、ある金融関係者がこうささやいた。東芝のトップとして招かれてから2年が過ぎたころのことだ。…記事を読む
(3)東芝、道半ばのデータ改革 繰り返された「組織いじり」

「令和のコメ騒動」が続く7月1日、東芝社長の島田太郎は東京・霞が関の農林水産省を訪れ、大臣の小泉進次郎に直言した。「消費者の生データを使えばリアルタイムでコメの動きが分かるようになります」…記事を読む
(4)東芝は誰が導くのか 混乱の10年が残した明日への宿題

9月2日、東芝首脳陣がひそかに画策していた人事が見送られた。白紙となったのは東芝元副社長の柳瀬悟郎の復帰だ。原子力などエネルギー分野の実力者として知られるが、23年に経費の不適切な処理の責任を問われて退任していた。…記事を読む
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