TikTokの米国事業買収交渉が進展している=ロイター

【ワシントン=共同】トランプ米大統領は中国系動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の米国事業買収交渉に、巨大なメディア企業グループを築いて「メディア王」と呼ばれるルパート・マードック氏の長男ラクラン氏が関わっていると明らかにした。21日放映のFOXニュースのインタビューで語った。

トランプ氏は、米IT大手オラクルのラリー・エリソン会長、米IT大手デル・テクノロジーズのマイケル・デル最高経営責任者(CEO)の名前も挙げた。「素晴らしい働きをしてくれると思う」と買収交渉の進展に期待を示した。ルパート氏も関与する可能性があるとの認識を示した。

ラクラン氏は米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)を傘下に持つニューズ・コーポレーションや、FOXニュースを手がけるフォックス・コーポレーションを率いている。

ティックトックについてトランプ氏は、中国の習近平国家主席が19日の電話会談で米国事業売却を承認したと説明している。

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