2025年3月に運営を終了したDIC川村記念美術館

DICは美術館運営の見直しに伴い保有する美術品の一部を売却すると発表した。英競売大手のクリスティーズを手続きを進めるパートナーに選定。約280点の売却候補作品のうち約80作品を国際オークションに出品する。

特に著名で経済的価値の高い20作品については、既に11月中旬にニューヨークで開催されるオークションへの出品を決めた。オークションに出品しない残りの作品についても26年12月までに段階的に売却予定。100億円程度のキャッシュインを目指しており、クリスティーズとの保証契約により実現可能と見込んでいる。

DICは今年3月に千葉県佐倉市のDIC川村記念美術館の運営を終了。保有する美術品を4分の1程度に絞り込んだ上で、手元に残すべきだと判断した作品を東京都港区六本木の「国際文化会館」に移転することを決めている。

保有作品の多くは創業家2代目の川村勝巳氏が買い集めたもので、美術館の経営は赤字が続き、投資家などから見直しを求める声が上がっていた。DIC株を保有する香港の投資ファンド、オアシス・マネジメントは、美術品を売却し株主に還元するべきだと主張し、今年3月の株主総会でも争点の一つとなっていた。

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