
東京電力ホールディングスは25日、柏崎刈羽原子力発電所(新潟県)6号機が技術的に再稼働できる準備が整うのは、早ければ10月中旬になるとの見通しを示した。8月に一部機器で不具合が見つかり、9月20日に解消した。電力需要が高まる冬季の運転開始を視野に入れる。
柏崎刈羽6号機では再稼働に必要な「健全性確認」を行うなかで8月に制御棒が引き抜けなくなる不具合が発生していた。不具合が解消したことを受け、近く制御棒駆動機構を予備機に入れ替えるとともに詳細な原因調査を実施する。
同発電所の稲垣武之所長は25日、6号機の再稼働について「冬の需要に貢献できれば大変いい。準備をできるかぎり早くする」と述べた。
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