
東京ゲームショウを主催する一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA、東京・新宿)は25日、ゲーム業界の平均年収が723万円だと発表した。2024年より15万円増えた。ゲームの開発時に人工知能(AI)や生成AIを活用している企業が51%にのぼったことも明らかにした。
東京ゲームショウの開幕にあわせて調査結果を公表した。国内のゲーム関連産業の就業人口は約20万人だと推定した。ゲーム関連企業に勤務する人の平均年齢は37歳で、平均勤続年数は7年だった。初任給は25万9000円と、前年を2万3000円上回った。
テクノロジーの利用状況もまとめた。AIを活用している企業は51%で、キャラクターなど映像や画像の制作での用途が最も多く、ストーリーや文章の生成やプログラミング支援での活用も目立った。32%の企業がAIを活用して独自のゲームエンジン(基幹ソフト)を開発している。
CESAが作成した「CESAゲーム産業レポート2025プレビュー版」に盛り込んだ。25年6〜7月に、会員企業198社へのアンケートを実施した。年収などの推計は開発スタジオやゲーム機メーカーといった基幹企業のほか、流通・小売りや2次展開、ゲームIP(知的財産)を活用した玩具事業などの関連産業も含む。
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