日本チェーンストア協会(東京・港)が25日発表した8月の全国スーパー売上高(既存店ベース)は前年同月比2.1%増だった。6カ月連続で前年同月を上回った。売上高の約7割を占める食料品の販売が伸びた。猛暑などの影響で来店客数は減少するものの、コメを中心とした食料品の販売価格の上昇で補う形が続く。
8月の全店ベースの総売上高は1兆1002億円だった。食料品は既存店ベースで1.5%増加した。価格が高騰するコメや乳製品が販売額を押し上げた。猛暑で冷凍食品やアイスクリーム、総菜などが好調だった。
日用雑貨などを含む住関品は0.7%減、衣料品は1.7%減だった。外出する人が減り、夏物商品である紳士浴衣や浴衣の小物品などの販売が鈍かった。
日本チェーンストア協会は「猛暑が続き日中の来店客数に減少傾向がみられる。また節約志向で特売日のまとめ買いが顕著にみられる」と説明した。
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