
三越伊勢丹(東京・新宿)は25日、同社の食品定期宅配サービス「ISETAN DOOR(イセタンドア)」の新商品となるサラダミールキットの販売を9月上旬から始めたと発表した。オイシックス・ラ・大地との共同開発で、人気の和洋菓子ブランドとコラボした商品などを売り出す。
「ISETAN SALAD KIT(イセタンサラダキット)」という名称で展開する。鎌倉名菓「クルミッ子」の鎌倉紅谷(神奈川県鎌倉市)とのコラボ品では、クルミッ子のキャラメルを再現したソースをドレッシングに使った。栄太楼総本舗(東京・中央)の監修品では沖縄県の黒糖黒蜜とサンショウを使ったドレッシングのサラダを打ち出す。
10月にはバニラ専門店のヒューモルガン(同・世田谷)監修のサラダも発売する。毎週新商品を追加する予定だという。

イセタンドアは2018年にオイシックスとの協業で始まり、商品は約3千品、利用者は約5万人にのぼる。利用者の声から日々のサラダのマンネリ化という課題が浮かび上がり、新感覚の商品を目指して開発に乗り出した。オイシックスは今回、レシピ提案や製造支援などでも協業した。
同日開いた報道陣向けの発表会で、三越伊勢丹の定期宅配営業部の担当者は「ブランドや生産者の価値を、三越伊勢丹のフィルターを通して高めるところに我々の存在価値がある。今後も期待を超えるレシピ開発に取り組んでいく」と意気込んだ。
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