ルームエアコン「白くまくん」プレミアムXシリーズ(25日、東京都中央区)

ボッシュホームコンフォートジャパン(旧日立ジョンソンコントロールズ空調)は25日、長時間運転時の節電効果を高めたエアコンを発売すると発表した。部屋が設定温度に達すると、周辺の状況をもとに最適な低出力運転に切り替える。圧縮機の最低出力を下げ、より細かく運転を調整できるようにした。

「白くまくん」プレミアムXシリーズ10商品を10月31日に発売する。新たに搭載した「LAB制御」機能は室温が設定温度に達すると、住宅の断熱性能や人の出入りなどの状況をもとに低出力運転に切り替える。継続して運転を続けることで消費電力を減らせるという。従来は運転のオンオフを繰り返すことで室温を制御していた。

価格はオープンだが、30万円前後から45万円前後を想定する。同社によるとエアコン利用者の約4分の1がエアコンを長時間連続使用しているという。長時間利用時の節電効果を打ち出し、ファミリー層の需要を取り込む。

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BUSINESS DAILY by NIKKEI

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