
関西電力は25日、スパークス・グループとJA三井リースと共同で浜松市と水戸市に蓄電所を新設すると発表した。蓄電所は太陽光など再生可能エネルギーの調整役として建設が相次いでおり、関電は2030年代早期に容量100万キロワットを目指すとしている。
浜松蓄電所は出力3万キロワット、容量11万300キロワット時で28年6月に商業運転を開始する。水戸蓄電所は出力5万キロワット、容量17万5500キロワット時で29年6月の運転開始を予定する。
関電は24年12月に紀の川蓄電所(和歌山県紀の川市)の運転を開始。現在、札幌市と大阪府岬町で蓄電所を建設中だ。今回の2件の新設で開発規模は33万キロワットとなる。同社の森望社長は25日の定例記者会見で「スピード感をもって対応することで国内トップを目指す」と話した。
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