料理レシピ投稿・検索サイトを運営するクックパッド(東京都目黒区)は9月、全国のユーザー(男女・年齢不問)1037人を対象に新米に関する意識を調査した。「新米を買いたい」人は全体の88.9%と購入意欲は高いが、価格がネックになっている。

「新米を買うときに重視するポイント」として「価格」を挙げた人は73.5%と7割以上。次いで「銘柄(ブランド)」53.1%、「品種」38.2%、「産地」34.9%を意識した人が多かった。ちなみに「魚沼産コシヒカリ」といえばブランド、単に「コシヒカリ」といえば品種を指す。

「4000円台なら」が7.5割

新米なら多少割高でもいい、5キロ当たり「4000円台までなら」買いたいという人は74.6%と大勢を占め、「通常価格」を希望する16.9%を大きく上回った。

ただし、「5000円台まで」「6000円台まで」「7000円以上でも」は合わせても8.7%と少数派。消費者心理に「新米は食べたいけれど、5000円以上は出せない…」といった“5000円の壁”が立ちはだかっていることが分かった。

「新米5キロ、いくらなら買いたいか」を世帯人数別に見ると、「3000円台まで」と「4000円台まで」の合計は「1~3人」の少人数世帯で75.2%、「4人以上」の大人数世帯で73%と、そう変わらない。

しかし「通常価格」を望む割合は、少人数世帯は14.7%のところ、大人数世帯は21.9%と開きがある。また、「5000円台まで」は少人数世帯で7.8%のところ、大人数世帯は4.1%とほぼ半減。家族が多い世帯はどうしても、財布のひもを緩められないのが実情だ。

【資料】

  • クックパッド「お米に関する意識調査 2025」

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