JA全農山形は18日、山形市内で会議を開き、ことし収穫されるコメの概算金の基準を決めました。

それによりますと、玄米60キロ当たりの一等米の金額で、
▽主力品種の「はえぬき」が2万8000円
▽「雪若丸」が2万8600円
▽「つや姫」が3万1000円
といずれも去年産より1万1500円引き上げられました。

「はえぬき」は去年のおよそ1.7倍にあたり、概算金が現在の算出方法となった2015年以降で引き上げ率は最も高くなりました。

引き上げの理由について、記録的な暑さと雨が少ない状態が続き、新米の品質や収穫量に影響が見込まれることや、燃料代や肥料代などの生産コストの上昇を挙げています。

さらにコメの集荷競争が激しくなると予想されていることも理由としていて、概算金の基準が決まる時期は例年よりおよそ3週間早くなりました。

この基準をもとに山形県内の農協は農家に支払う概算金を決めることになり、今回の引き上げは新米の小売価格にも影響する見通しです。

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