改装前から引き続き出店する中島水産は売り場面積を広げた(完成イメージ)

ながの東急百貨店(長野市)は本館地下1階の食料品売り場の改装を進め、10月2日に生鮮食品などのエリアをリニューアルオープンする。長野県初出店となる名古屋拠点の精肉店「スギモト」を目玉に、青果や鮮魚の品ぞろえも強化する。11月には総菜エリアやイベントスペースの改装も完了する。地下1階の約半分が改装の対象という。

生鮮エリアでは引き続き食品専門店「北野エース」や「中島水産」などが出店する。北野エースは売り場を拡大し、需要が高い冷凍食品などを拡充、中島水産も面積を広げた。青果専門店「九州屋」では地場産野菜コーナーを新設した。生鮮売り場の大規模改装は約20年ぶりという。

11月上旬に改装を終える予定の総菜エリアには総菜店「RF1(アールエフワン)」などが新規出店し、既存店のレイアウトも変更する。イベントスペースは大型化したうえで厨房設備を拡充し、より様々な催事を企画できるようにする。

通路を広げたり、商品の場所を分かりやすくしたりすることで既存顧客の利便性を高めつつ、新規出店によって新規顧客の獲得も目指す。

ながの東急百貨店は2024年に約20年ぶりとなる複数フロアにまたがる大改装に着手した。特に人流が多い1階には複数の新店を誘致したほか、キッズ売り場も移転改装し、上層階に大創産業(広島県東広島市)の「スタンダードプロダクツ」も開いた。

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