
月への輸送に挑んでいるispace(アイスペース)と東北大学発の宇宙スタートアップElevationSpace(エレベーションスペース、仙台市)が技術開発に関する基本合意を結んだ。共同で月面からのサンプル回収の実現を狙う。国内外の官民団体への関与を強め、潜在的な宇宙市場開拓も目指す。
25日に発表した。アイスペースは2023年と25年6月に月面着陸を試みた。どちらも着陸には失敗したものの、月の周回軌道に月面陸船(ランダー)を投入する技術の実証に成功した。それらの技術から派生して軌道間輸送機を開発することを検討している。
エレベーションスペースは宇宙空間から物質を地球に帰還させ、回収する体制を構想する。両社は互いの技術を組み合わせ、月への輸送技術を早期に確立したい考えだ。
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