イーパレットを披露する太田市長㊧とトヨタ自動車の太田博文チーフエンジニア(26日、愛知県豊田市)

愛知県豊田市は26日、全国の自治体に先駆けて公用車として導入したトヨタ自動車の電気自動車(EV)「e-Palette(イーパレット)」を報道陣に公開した。10月以降にシャトルバスとして運用するほか、広い車内を生かして移動式の店舗やサービス拠点としても活用する方向だ。

導入車両は10月11〜16日に豊田市参合館前に展示するほか、豊田市博物館の特別展の会期中(10月〜26年1月)に豊田市駅周辺との間で不定期のシャトルバスとしても運行する。イーパレットは外部に給電する機能もあるため、災害時の電源としての利用も想定する。

太田稔彦市長は「世の中の不便や不自由の隙間を埋める車だと思う。例えば山間地の図書室や産直など地域のニーズをどんどん発掘したい。想像もしない使われ方がきっと出てくる」と話した。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。