
大手スーパーのライフコーポレーションなど4者は29日、廃棄前の食品と利用者をつなぐマッチングサービスの実証実験をすると発表した。期間は10月6日から11月30日まで。実験は2024年に続いて2回目となる。今回は利用者を困窮世帯に限定せず有料化して利用状況や持続可能性などを探る。
対象店舗はライフの竹の塚店(東京・足立)など3店と、東急ストアの中目黒本店(東京・目黒)。利用者は専用サイトの「ステナス」に登録し、野菜を中心とした20〜30の商品から事前に注文・決済をする。店舗の受け渡し専用の冷蔵庫から商品を受け取る。価格は困窮世帯と一般利用者で異なるものの、通常200円ほどの商品を20〜40円で買うことができる。
実証実験は食品ロス削減などを手がけるスタートアップのネッスー(東京・世田谷)と一般社団法人サスティナブルフードチェーン協議会(東京・千代田)も協力する。
ライフでは消費期限の長い菓子や飲料といった加工食品を子ども食堂などに行政を通じて寄贈してきた。利用者に直接届けられることから消費期限の短い生鮮も販売し食品ロスを減らす。

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