オークワ

オークワが30日に発表した2025年3〜8月期の連結決算は、純利益が前年同期比2.9倍の2億4800万円だった。主力のスーパー事業で生鮮を含む食品の仕入れ価格を見直し、粗利益率が改善した。セルフレジの活用など業務の効率化にむけた施策の効果も出た。

売上高にあたる営業収益は2%増の1244億円だった。価格転嫁を進めたことで、顧客1人あたりの単価が3%上がった。エネルギーコストの上昇など不確定要素が多いとして、26年2月期の連結最終損益は8億円の黒字(前期は23億円の赤字)とする従来予想を据え置いた。

決算発表記者会見に出席した大桑弘嗣社長は、10月からの食品メーカーによる値上げの影響について「商品のカテゴリーによって値上げ幅を調整するなど、顧客が買いやすい価格帯を目指してバランスをとっていきたい」と話した。

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