
NTT東日本は、電気自動車(EV)のバッテリーを使って災害時に電力を供給する協定を埼玉県越谷市などと結んだ。バッテリーを取り外して避難所に運び、スマートフォンなどの充電に活用する。1回の充電で1100台以上のスマホに充電できるという。全国で多発する災害への備えに協力する。
NTT東日本が社用車として使っているEVを活用、災害時には市内にある同社の拠点から避難所に移動する。自動車で運べるのでバッテリー運搬は簡易という。協定には電気工事業のイハシライフ(同市)も参加する。同社が所有する太陽光発電設備で残量が少なくなったバッテリーに充電し、再び避難所に届ける。
越谷市は2024年7月、産学10者との間で「こしがや脱炭素コンソーシアム」を設立し、温暖化ガスの排出削減などに取り組んでいる。今回の協定もその一環だ。福田晃市長は9月29日の締結式で「災害へ多重に備え、民間と組んで災害関連死などを防ぎたい」と話した。
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