ユニクロのパフテックを使った秋冬商品(19日、東京都港区)

ファーストリテイリングは19日、東京都内で傘下4ブランド合同の2025年秋冬商品展示会を開いた。カジュアル衣料のユニクロでは東レと共同開発した機能性素材「パフテック」を拡充。カシミヤを混合した通常の商品より暖かい「ヒートテック」の男性向け商品を販売するなど、機能性衣料を前面に打ち出す。

パフテックは中が空洞になっている髪の毛の5分の1の極細繊維を中綿に使い、空気の層を作ることで保温性を高めた機能性素材だ。軽量ながら自宅で洗濯もできる。24年から販売を始め、ヒット商品の「ウルトラライトダウン」の後継商品として位置づける。今回は「パフテッククロップドベスト」などを投入し、商品数を前年の15品から18品に増やす。

ユニクロの「極暖ヒートテックカシミヤブレンドタートルネックT(19日、東京都港区)

「極暖ヒートテックカシミヤブレンドタートルネックT」は通常のヒートテックよりも1.5倍暖かいことを訴求した商品で、今回は男性用も投入する。カシミヤを混合することでなめらかでふんわりとした肌触りを実現した。

このほか、ジーユー(GU)では軽く、膨らみのある柔らかい素材の「コージーメルトン」を使ったアウターを拡充。中価格帯のPLST(プラステ)ではデザイナーの村田晴信氏が監修したアウターなどを初めて展示した。

BUSINESS DAILY by NIKKEI

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