
名古屋市西区の名古屋城近くに1日、高級ホテル「エスパシオ ナゴヤキャッスル」が開業した。全100室の宿泊料金は1泊20万円程度からで、最高価格は300万円(サービス料・税別)。国内外の富裕層をターゲットに、ハイレベルなサービスを提供する。
ホテルは、2020年10月に休館した「ホテルナゴヤキャッスル」跡地に誕生。お城を思わせる外観で、地上11階、地下2階建て。客室面積は平均70平方メートルを超える。

プレジデンシャルスイートの一つ「鳳凰スイート」では、鳳凰をテーマにした欄間彫刻や琳派風の陶芸などを楽しめる。部屋の外にある温水プールからは名古屋城を一望できる。
館内は唐紙アートや箔(はく)工芸など日本の伝統作品が随所に広がる。東海地方最大となる1700平方メートルの大宴会場も完備され、レストランはミシュラン三つ星の名店シェフが手がけるフランス料理店など8店舗が併設されている。
ホテルを運営するエスパシオエンタープライズの田渕浩之社長は「唯一無二の眺望や中部最大の宴会場、各地から集まった名店、至る所にちりばめられたアートで魅力ある施設に仕上がっている。おもてなしの心で皆様をお迎えします」と話している。【川瀬慎一朗】
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