財務省は6日、税関当局が認定した事業者の輸出入手続きを簡素化する「AEO制度」を相互に適用することでインドネシア当局と合意したと発表した。両国間の輸出入の審査にかかる時間が短くなり、貿易拡大を期待する。
財務省関税局とインドネシア関税消費税総局が同日、大阪市内の大阪・関西万博の会場で相互承認の取り決め文書に署名した。両国で必要な国内手続きを終えた後に、実施に移す。
AEO制度は法令順守の取り組みや安全管理の高さが評価された事業者を対象に、輸出入貨物の通関手続きを簡略化する。日本はこれまでに米国や欧州連合(EU)などと相互承認した。インドネシアが15例目となる。

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