ヤマハ発動機は6日、電気自動車(EV)などの車載電池の再利用について事業化を検討すると発表した。早ければ2026年度にも開始する。スタートアップとの協業を通じて、国内での電池の循環利用に取り組む。将来は車載電池を再利用して農業や建築現場などで使われる電動小型モビリティーに供給することを狙う。

26年度にも予定しているグループ内での実証をもって事業化する。中古EVを社用車として導入し、車載電池を小型モビリティーの電池として再利用する。実証を重ね、再利用対象車種の拡大も視野に入れる。

ヤマハ発が車両への電池の搭載、EVの調達や電池の再利用は使用済み電池の回収・再生などを手掛けるスタートアップのREVortex(リボルテックス、東京・新宿)が担う。両社は25年6月に基本合意を結んでいた。

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BUSINESS DAILY by NIKKEI

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