
宝酒造は19日、本みりんと料理用清酒、だしをブレンドした食品調味料を9月9日から発売すると発表した。かつおやしいたけなどの和だしに酒類調味料を加えることで、肉や魚の生臭さを抑えつつ、和食料理の味付けとして使える。これまでだし調味料は業務用のみ取り扱っていたが、家庭向けに再参入する。
商品名は「らくちん!本みりんと清酒のうまみだし」。汁物や炒め物、煮物など幅広く活用でき、これ1本だけで自然な甘みや塩みのある味付けができる。主力の本みりんや清酒は料理上級者を中心に使われてきたが、使い切れなかったり、組み合わせて使うのが面倒だったりした。
価格は500ミリリットルで430円。全国のスーパーやドラッグストアで販売する。ホームページなどで同商品を使った様々なレシピを紹介する。
仕事や家事で忙しくなる中、手軽に調理できるニーズが高まっているという。ミツカンの「カンタン酢」シリーズをはじめ、白だしやあわせつゆなど1本で味付けができる簡便調味料は増えている。普段から料理をする人だけでなく、料理初心者の取り込みも図る。

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