
デジタルアートを手掛けるチームラボ(東京・千代田)は7日、同社として国内最大の屋内施設となる「チームラボ バイオヴォルテックス京都」を京都市南区に開業した。関西では大阪市と大阪府東大阪市に次ぐ3カ所目の施設。空中に浮かぶ泡を彫刻に見立てたアートなど50作品以上を展示している。光や風などを駆使し、五感に訴える趣向となっている。
京都駅から徒歩7分ほど。建物は5階建てで延べ床面積は約9955平方メートル。展示エリアは3フロアに分かれる。巨大な壁面に映像を投影したものや、多数のランプが飾られた部屋などアート作品が並ぶ。手をかざすことで色が変わったり、部屋の中に入って写真撮影ができたりと没入観を楽しめる。

ネットでの事前予約制。入場料金は大人3400円からで、日時によって変動する。開業後1週間分の予約はすでに埋まっているという。
午前9時にオープン直後から外国人観光客ら多くの人でにぎわった。式典に参加した猪子寿之代表は「広い施設をさまよいながら、目的も忘れて作品と一体化するような体験になればうれしい」と述べた。

京都市の松井孝治市長は「多くの京都の若い方が運営やプログラムの開発に関わってきた。次世代の新たな才能の発掘の場や、地域の交流拠点となることを期待する」と話した。

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