日本の金融は大変革期を迎えている。金融機関が向き合うのは「金利ある世界」や先行き不透明な国内外の情勢だけではない。人工知能(AI)をはじめとするデジタル技術の進展は金融ビジネスを大きく変える。

日本経済新聞社は9日午後1時から「AI時代の金融経営」をテーマに「金融ニッポン」トップ・シンポジウムを開く。開催を前に3メガバンクと2大証券のトップにインタビューした。

AIは人間の仕事を代替するという面がある。むしろ、各トップは仕事の頼れる相棒としてAIの活用を浸透させる重要性を指摘した。AIやデジタルによって非効率な働き方が変わり、企業の風土にも良い影響が出るとの主張も目立った。

シンポジウムでは、高市早苗氏の自民党総裁就任を契機とする金融市場の変動についても討論する。シンポジウムの模様は日経電子版と金融デジタル媒体「NIKKEI Financial(NF)」で生中継する。

【AI時代の金融経営 トップインタビュー】

  • ・三井住友FG・中島達社長「Olive、協業先増やしサービス充実」
  • ・三菱UFJ・亀澤宏規社長「AIはコミュニティーの一員」 頼れる相棒に
  • ・みずほ・木原正裕社長「リテールの旗立てる」 AI活用に500億円投資
  • ・大和証券G・荻野明彦社長「対面営業、AIで提案の質高める」
  • ・野村HD奥田健太郎CEO「資産運用、AIで過去100年のデータ分析」

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