ミスターマックス・ホールディングス(HD)は9日、2026年2月期の年間配当を従来予想から2円引き上げ、前期比4円増の27円にすると発表した。運営するディスカウント店で備蓄米などコメの販売が伸び、通期の業績見通しを同日上方修正したことを踏まえた。

純利益は前期比17%増の29億円と、従来予想を2億円上回る見通し。売上高にあたる営業収益は従来予想から40億円引き上げ、8%増の1470億円を見込む。

政府の随意契約の備蓄米や銘柄米などの販売が好調で粗利益が増加し、新規出店やキャッシュレス決済の手数料などのコスト増を補う。

同日発表した25年3〜8月期の連結決算は、純利益が前年同期比30%増の18億円だった。営業収益は8%増の747億円と過去最高だった。同社の専売品として販売する大型の家電製品が好調で、プライベートブランド(PB)の売上高は18%伸びた。創業100年を記念したセールなどで既存店の客数は2%、売上高は7%増えた。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。