
太陽誘電はこのほど、自動車の先進運転支援システム(ADAS)や駆動装置などに使うコンデンサーの新製品を発売した。既存の製品群に対してサイズの種類を増やしたほか、一部の製品では耐えられる電流の大きさが7割増した。ADASなどに使われる機器の高度化に対応する。
新製品名は「HVX(-J)」シリーズと「HTX(-J)」シリーズで、サンプル価格は税抜きで1個150円。車の運転を安全に制御するため、ADASに使われる車載カメラなどの機器は高性能化している。それに伴い機器内部の部品に流れる電流も大きくなる傾向があるという。
新製品は耐えられる電流の大きさが増したことで、機器の性能向上に貢献する。太陽誘電子会社のエルナー(東京・中央)が持つ白河工場(福島県西白河郡)と青森工場(青森県黒石市)で、9月から量産を始めた。生産数量や目標は非開示とした。
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